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タビーまた会おうね

仕事中,携帯にメールが一件。
なんだか嫌な気がした。
「タビーが逝きました」。

5月7日の10時30分,タビー(ダックスフント・雌)が6月の11歳の誕生日を迎えることなく,天国に旅立ちました。
あんなに元気だったあなたが,お正月に急に倒れて,ほんとうにビックリしました。
すぐにお母さんが病院に連れて行ったんだけど,もう以前のように元気になることはないことを先生から告げられた。
どうしてタビーが病気にならないといけないんですか。
タビーが何か悪い事でもしたんですか。
お父さんはとてもくやしい気持ちになったのを覚えています。
いつから病気があなたの体にいたのかは分からないけれど,その事実を受け入れるのは辛く,信じられないことだった。
薬のおかげで,かなり体調も戻り,時には以前と同様に走り回ったりするのを見て,もしかしたら,このまま元気になるんじゃないかと思ったりしました。
しかし,その思いは奇跡を期待する気持ちでしかなく,そして奇跡はなかなか起こらないから奇跡と言うのであって,確実に最期の日に向かっていた。
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あなたが我が家に来たのは,平成10年の8月16日でした。
その日のことをお父さんは良く覚えていますよ。
親戚の家で生まれたあなたをもらいに家族で行きました。
一緒に生まれた兄弟が元気に家の中を走り回る中,あなたは台所の隅で一人寝そべっていました。
上目遣いのあなたと目があった,その瞬間のことをなぜかよく覚えているんです。
嫌がることもなく抱えられ,我が家の6人目の家族になりました。
夜になってケージに入れたけど,兄弟達と別れた寂しさからか,いつまでもクンクンと泣きやまず,結局お父さんがケージの横で朝まで添い寝をしましたね。
その日から始まったあなたとの生活はほんとうに楽しかった。
初めて公園に連れて行った時のことだけど,外の世界が初めてだったからか,喜ぶどころか一歩も動けずにいたのが内弁慶なあなたらしくて,ちょっと笑えた。
下校中の下のお姉ちゃんを迎えに行ったり,旅行の時にはおじいちゃんの家で留守番したり。
それとあなたはみんなの顔や足を舐めるのが好きな,変な娘でした。
お父さんが寝る時は,必ず添い寝をしてくれました。
それになんといっても,お気に入りのオモチャ(コング)で遊ぶのが大好きだったね。
それを持ってきては,投げて遊んでもらいたくて,しつこい程に甘えてほえたり。
お昼はいつも一人でお留守番だから,家族が帰ってきたら,時間を惜しんで遊んでもらいたいよね。
食いちぎったり,無くしたりでいったい何個のコングを買ったんだろうか。
お父さんは疲れて帰ってきた時なんかは,あなたと遊んだり,散歩に行くのが少々面倒だった。
でも,仕事が忙しくなり,気が滅入っている時ほど,あなたに癒してもらっているのが実感できましたよ。
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あなたが来た10年前は,まだまだお父さんも若くて,気が短いところもあったけど,最近はずいぶんと丸くなった気がする。
お母さんも仕事にバレーにと頑張っていたけど,最近は仕事をしつつ,ガーデニングや木彫りに興味があるみたいです。
それとなんとバイク大嫌いだったお母さんが今じゃタンデムでツーリングに行くようになりました。
お父さんもタンデムがこんなに楽しいとは思いませんでした。
中学3年生だった上のお姉ちゃんは立派なお母さんになりましたよ。
あなたが歩くのも辛くなった頃には毎日のように孫娘をだっこして,あなたを乳母車に乗せて,散歩してくれました。
中学1年生だったお兄ちゃんはコックをしています。
中学時代から好きだったバスケットは今も続けているみたいです。
小学4年生だった下のお姉ちゃんは大学生で,学校とバイトで忙しそう。
教科書で重くなったバッグを持って,学校に行っています。
みんな気持ちの優しい大人になってくれました。
たぶんあなたがいつも家族の中心にいてくれたからだと思います。
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7日に亡くなり,8日に灰となり,今は小さな骨壺の中。
ところで天国はどうですか。
お父さんは気が小さくて,子供の頃は「死」だとかを考え出すと,眠れませんでした。
でもまたあなたに会えると思うと,死後の楽しみができたような妙な気持ちです。
ただ,お父さんもお母さんもまだまだ長生きするつもりですから,しばらくはお気に入りのコングで遊んだり,大好きなササミを食べて気長に待っていて下さいね。
あと何十年かしたら,また天国であなたを含めた家族6人が揃いますね。
100年もすれば,最近つかまり立ちのできるようになった孫娘だって天国にきますよ。
もしかしたら天国では話ができるかな。
何を話そうかな。
時には怒りすぎたこともあったけど,今度会ったら謝らないといけないな。
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今でもドアを開けるとあなたが尻尾を振って玄関に来そうな気がします。
食事をしていても,足下にあなたがいるような気がします。
ついつい骨壺に向かって「たーちゃん」とか言ったりしてます。
お母さんも仕事から帰ってきて,誰もいない部屋に入るのが寂しいようです。
公園を散歩していても元気に遊んでいる犬ばかりに目がいって困ると言ってます。
10年も一緒にいたんで,あなたがいない生活に慣れるのは大変ですよ。
でも,うちにもらわれて良かったよね,みんなにいっぱい愛されて。
あなたがいた10年間は,我が家の大きな変化のあった10年間だったかもしれない。
そんな時に一緒にいることができて,ほんとうに良かった。
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タビー最後の写真。
天国に旅立つ1週間前に、ベランダで撮影。





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お気に入りのコングと。













4月ぐらいからは本当にきつそうで,息をするの大変そうで,見ているのも辛いものでした。
体を撫でてやりながら,「頑張れ」と言ってみたりするけれど,心の中では「そんなに頑張らなくていいよ」と言ってました。
体調が良さそうな時に散歩に誘ったらめずらしく尻尾を振って嬉しそうに。
でも外に出たらやっぱり歩けなくて。
結局いつものコースをだっこして散歩することに。
それでもお父さんは嬉しかった。
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お父さんはこの写真のタビーが一番好きです。







あなたをもらいに行った時は家族5人で,あなたとお別れする時は孫娘も来てくれて6人。
最初から最後まで家族の中心で人気者でした。
いつかお別れの日が来るのは分かっていたけど,いざ会えなくなると,ああすれば良かったと後悔だらけです。
今となっては,たくさんの写真の一枚一枚が貴重になってしまいました。

本当に楽しい時間をありがとう。
タビーまた会おうね

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