ラストチャンス
「どうぶつたちのレクイエム」は人間に捨てられ、動物収容施設で最期の時を待つ犬や猫たちの写真です。
他にも悲しい表情をした犬や猫の写真が何枚もありましたが、写真の中の犬(猫)が私を、人間を、にらんでいるように感じられて、辛くてたまりません。
視線をそらさずには、いられません。
9月8日~9月28日まで、福岡空港のターミナルビルで開催中の、
小さなひとみのメッセージ 福岡空港写真展 「ラストチャンス」
それと、とても残念なことですが、福岡は1年間で殺処分された犬や猫の数が7年連続で全国で一番多い街だそうです。
下のパネルを見てもらうとわかりますが、福岡では19年度に犬が4795匹、猫が11360匹が殺処分されています。
収容施設に連れて行くのは人間で、連れて行かれるのは動物。
その理由(都合)はもちろん人間側にあります。
引越しするから。
子供が生まれたら、これ以上飼えない。
犬や猫が病気になった、歳をとった。
しつけをしなかったので、手に負えなくなった。
思っていたよりも、大きくなった。
飼い主が病気になった。
こんな理由(都合)だそうです。
犬や猫は人間にもっとも身近な動物ですよね。
家族同様じゃなくて、家族ですよね。
こんな理由で家族を捨てますか、殺しますか。
夜の街に行くと深夜にも関わらず、煌々と明るい照明の下で、犬や猫を販売しているお店があります。
ディスカウントなんてチラシが貼ってあったりして、まさに商品です。
私が子供の頃は犬や猫は貰ってくるか、野良犬(猫)を拾ってくるかでした。
買うものじゃありませんでした。
色々な商品からお気に入りを選ぶような、今の時代とは違いますが、それでも家で犬(猫)を飼うということは、家族が増えるということでした。
時代が違うと言われればそのとおりです。
でもそれでも、たとえ手に入れる方法が違っても、犬や猫の生き死にを人間が決めるのはおかしい。
収容施設の最期の部屋に入る時、犬や猫は4つの手足で踏ん張って嫌がるといいます。
わかるんでしょうね。
でもその時でも、飼い主に捨てられた、処分されたという気持ちはないのかもしれません。
来るはずのない飼い主を待っているのかもしれません。
最期の時まで飼い主を、主人を信じているのかもしれません。
もうこんな悲しい写真は見たくありません。
もうこんな悲惨な現実は知りたくありません。
今回の写真展はNPO法人福岡どうぶつ会議所が主催されています。
そこでは、里親さがしもされています。
殺処分される運命の犬や猫たちが最期のチャンスを待っています。
今回の記事は、NPO法人福岡どうぶつ会議所のHP、「どうぶつたちへのレクイエム」の撮影者である児玉小枝さんのHPを参考にさせていただきました。
先日、仕事が終わって、駅から歩いて帰宅中の話ですが、赤信号で待っていたら、目の前を通り過ぎてゆくドライバーの手には携帯電話。次の車も、次の車も・・・。
結局、ほとんどの車が携帯しながらの運転でした。あんな車に引かれたら、悔しくてたまらないな。
仕事で時々、車いすのお客様の対応をすることがあります。
いまさらバリアフリー云々の話をするつもりはありませんが、最近のお客様は冷た過ぎませんかね。
バスや電車に乗ったときなど、高齢の方や障がいをお持ちの方に席を譲った時には、申し訳なさそうに、お礼を言いながら座られる方がほとんどです。
これが、職員とお客様という立場になると、なぜか変わっちゃいます。
我々職員は対応するのは当然ですが、だからってお客様も当然と思ってほしくない。
そういう関係であっても「ありがとう」の一言ぐらいあってもいいのじゃないかと思います。
レストランでグラスに水を注いでもらったら、「すいません」と言いませんか。
ホテルで荷物を運んでもらったら、「ありがとう」といいませんか。
健常者であっても、障がいをお持ちの方であっても同じだと思いますけど。
私が甘いんですかね。
なんだかんだで、最近、人間が嫌いになってます。
中には、こんなひどい人間もいるんだとビックリすることも。
家や会社で上手くやっていってるのかと、いらぬ心配までしてしまいます。
もしかしたら、家や会社のストレスを発散しているとか・・・。
奥さんが最近、5月に亡くなった愛犬タビーの夢を見たそうです。
そばにいて、ずっと撫でていたそうです。
顔を見たいけど、見たらいなくなりそうな気がして、ずっと撫でていたとか。
そんな妙な夢の話を笑いながら話せるようになりました。
少しずつ、タビーのいない生活に慣れてきたのかもしれません。
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コメント
悲しいですね。 私も犬を飼ってからよく分かるようになりました。
殺すような事になるなら飼わない事ですね。
人間の為に生まれた動物ではない。。
実は白馬から帰って家のタロに大事件が。。
あとでブログで公開します。
投稿: アパッチ | 2009年9月18日 (金) 21時01分
家や仕事のストレスを、いろんなところで発散しとるヒロシです・・・
最近はプロ野球で・・・
今日もまた負けたんかい!相手は下位のライオンズやろがぁーっ!何考えとんじゃいマハラのあほーっ!こらアキヤマーっくさん、ファンの皆さんに、謝らんかいボケ-
・・・あーせいせいした(?)
いや失礼しました。モモさんの長い(?)文章読んでると、うちのバカミニチュアも、「もうちょっと大事にしてやらんと、こんなやつでもいなくなったら寂しいしのー、とも思うようになりました。
投稿: ヒロシ | 2009年9月18日 (金) 23時30分
アパッチさん
人間の為に生まれた動物ではない>まったくそのとおり!
将来も含めて、ずっと世話ができるかどうかをしっかり考えてから、飼ってほしいです。
気が重い写真展となりましたが、貴重な時間でした。
投稿: 博多のモモ | 2009年9月19日 (土) 08時55分
ヒロシさん
マハラ>シーズン中の疲れが出ているんですかね?ヒロシさんも仕事の疲れやホークスのうっぷんが貯まっているようで・・(笑)。
愛犬いなくなったら、寂しいですよ~。
バイクと同じくらい??愛情そそいで下さいね(笑)。
投稿: 博多のモモ | 2009年9月19日 (土) 09時01分
我が家では犬は飼ったこと無いのですが、実家で猫を飼っていたことはあります。犬と違って気紛れで気分が良い時にしか寄ってきません。
こういう世界はほんと知りませんが、現実はそうなんですよね。でも、話は違いますが、普段食べている牛豚もどういう方法でか殺されているんですよね。
彼らにも自我があるのだろうか…
投稿: tuty | 2009年9月19日 (土) 23時30分
tutyさん
5月まで犬を飼っていた私としては、辛い写真展なんですが、やっぱり目をそむけちゃダメかなと思って。
豚肉食べてますけど、ペット用の豚っていますよね~。
食用の豚とペット用の豚・・・けっきょく人間が線引きしたんでしょうけどね。
色々と考えさせられた写真展でした。
投稿: 博多のモモ | 2009年9月20日 (日) 11時31分