« 今年のいただきもの&ぐうたら度数2206 | トップページ | 「100」と「2」 »

モモノツブヤキ 第8話

Dc062815

「クロッシング」


北朝鮮の脱北者を描いた韓国の作品。

北朝鮮の信じられない色々な行為については、ニュースで知ることが多い。

恐ろしい国。

でもニュースでは政府レベルでの暴挙を紹介することが多い。

そこに住んでいる人々の想像を絶する苦しい生活が紹介されることは少ない。

そういう意味ではおおいに意味のある映画。


2002年、中国の日本領事館に駆け込もうとした脱北者の家族を、

中国側の警察が無理やり引き戻した映像は今でも忘れられない。

もし北朝鮮に送還されれば、それは死を意味する。

それでも、危険をかえりみずに隣国に脱出する者があとを絶たないのは、

自国にいても餓死するから。

それほどの極貧の生活を強いられる。

ほんとうに恐ろしい国。


ノンフィクションのように描かれたこの作品、

短いニュース映像とは違い、北朝鮮で暮らす人々の苦しみを知ることができる。

しかし、映画を見終わったあとに残ったのはなぜか「不快感」だけ。

最初から最後まで嫌な映像ばかり見せられたから?

北朝鮮に対する怒りや脱北者の保護・・・

そんなことを感じさせる、考えさせることが大事な映画ではなかったか。

そうであれば、もうちょっと違った表現の方法もあったんじゃないか。


映画館を出ると、平和な日本に住む「自分」にもどる。

さきほどまでの「不快感」も忘れ、「日常」にもどる。

そんな自分がちょっと嫌にもなる。

|

« 今年のいただきもの&ぐうたら度数2206 | トップページ | 「100」と「2」 »