焼き物探訪
これまた先月のことですが・・・。
1泊2日で長崎に行ってきました。
1日目は天気に恵まれ、気持ちの良い一日でした。
長崎自動車道を途中で降り、佐賀県の有田へ寄ってみます。
焼き物が好きな奥さんのリクエストです。
有田といえばゴールデンウィークの陶器市が有名ですね~。
100万人ほどの人でごった返します。
この日は土曜日でしたが、街はひっそりとしていました。
まずは高速を降りてすぐの「有田ポーセリンパーク」へ。
宮殿のような建物があって、「酒・器」のテーマパークとのことですが、元気ないですね~。
もう行くことはないです。
有田の町に到着し、まずは陶山(すえやま)神社へ。
こういう街は裏通りが良いはず。・・・っていうかどこに行っても裏通りが好きです(笑)。
トンバイ塀(耐火レンガや陶片を赤土で固めた塀)がある裏通りは焼き物の街らしくて、良い雰囲気ですね。
「陶磁美術館」はずいぶんとこぢんまりとした美術館。
お薦めは、「深川製磁」と「香蘭社」です。
どちらも有田焼を製造販売している有名なお店ですが、それぞれに併設してある展示館?がちょっとした美術館みたいで、見る価値ありますよ。
有田焼と言えば、柿右衛門。柿右衛門窯に行きます。
展示場がありましたが、どれもこれもとんでもなく高級品で、何百万の大皿とかあるし、小さなお皿でもウン万円ですから、庶民代表な私は、手にとってみる勇気はありません。
もし落としたりしたら・・・、目の保養だけにしとこ(笑)。
有田の街からちょっと離れたところにある「有田焼卸団地」に行ってみます。
オシャレな陶器のお店が20件ほど集まったところです。
奥さんは以前、蓋付きの器をお土産でもらって以来、賞美堂のオリジナルブランド「其泉(きせん)」の大ファンらしい。
たまたま賞美堂のアウトレット店があって大喜びです。
色々と買い込んで、再び高速で長崎市内に向かいます。
ホテルは高速を下りてすぐの中華街近くにあったはずですが、通り過ぎてしまい、かなり遠回りして到着です。
夜は中華街に繰り出しましたが、ガイドブックやネットで評判のお店は待っている人が多すぎて、あきらめます。
まったくお客さんがいない店に入るのもいやなので、ほどほど賑わっているお店?に入ってみます。
失敗(涙)。
いつものことながら、旅先で美味しい物を食べるのは難しい。
なんでも美味しい博多に住んでいるから、特にそう感じるのかも。
それにしても焼きビーフンは野菜の臭みとフライパンの焦げの臭い?・・・残してしまいました。
気を取り直してビールとつまみを買い、ホテルの部屋で反省会をしましたが、途中で寝てしまいました。
2日目は予報どおりの雨。
午前中は予定通りに美術館。
今回の長崎への旅行ですが、長崎県美術館で開催中の「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」を観ること以外は何も決めていません。
長崎には何度も行ったし、定番な所をもう一度まわるのもどうかな~と。
相談した結果、佐賀県の伊万里に行くことにしました。
長崎旅行と言いつつ、1日目は有田焼、2日目は伊万里焼。
焼き物探訪となりました。
「大川内山(おおかわちやま)」に行きます。
山のふもとに窯元が集まっているところで、「秘窯の里」と言われているそうです。
有田の街並みにくらべると規模は小さいですが、被写体としては良いかも。
と言いつつ、雨が強くて満足な写真は撮れませんでしたけど。
伊万里をあとにし、博多へ向かいます。
お昼ご飯を食べていなかったので、「煉」というお店で伊万里牛のステーキを食べました。
外食でステーキなんていつ以来か、そもそも食べたことがあったか・・・記憶にない。
小綺麗な古い感じのお店で、ステーキも美味しかった。
帰宅してから、買ってきた有田焼のコーヒーカップでコーヒーを飲みましたが、味は・・・。
私「なんか薄くない~?」。
奥さん「豆の量、間違った(笑)」。
私は焼き物に詳しいわけではありませんが、それでも「本物」にふれると違いますね。
見るだけでも、気持ちが豊かになって得した気分??
最近、長女と次女が陶芸教室に通い始め、先日初めての作品を持って帰ってきました。
今年の誕生日のプレゼントは焼酎グラスでしょうか?(笑)。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
モモさんのまたまた意外な趣味になったのかと思いました。
でも有田焼は有名なので誰でも感激するんでしょうね。
だんだん、興味が変わってきますね。
私も比較的近くに益子焼があるので行って見ようかな。
こんな休日の過ごし方もいいかもですね。
投稿: アパッチ | 2011年4月13日 (水) 09時36分
いいなぁ~、有田の裏通り、カメラ片手にぶらぶらしたいものです。
相変わらず奥様と良い旅行されてますね!
私も焼き物には詳しくありませんが、気持ちが豊かになるのは分かりますよ。
珈琲でも、お料理でも、器が違うだけでずいぶん変わりますもんね!
投稿: run | 2011年4月13日 (水) 14時50分
アパッチさん
こういうものが素晴らしいと感じるような年齢になりましたね~、お互い(笑)。
絵や音楽と一緒で、本物に触れると感動します。
さらに年代物の陶磁器は風格さえ感じますよ。
投稿: 博多のモモ | 2011年4月13日 (水) 21時52分
runさん
良いもなにも、熟年夫婦の旅はこんな旅になっちゃいます。
器が良いと確かに料理が映えますね~。
でも洗い物担当の私は少々気を使いますけど(笑)。
投稿: 博多のモモ | 2011年4月13日 (水) 21時55分
焼き物は持ちませんが、厚みがあってつるんとした感じの縁で飲むコーヒーは良い感じがしますよね。
投稿: tuty | 2011年4月14日 (木) 22時40分
tutyさん
そうなんです。
「口当たり」?は大切ですね~。
後日、波佐見に行ったのですが、その時に買ったビールグラスが良い感じで、飲める飲める・・・(笑)。
投稿: 博多のモモ | 2011年4月14日 (木) 23時56分