クロスカブでプノンペン
春の陽気に誘われてプノンペンまでツーリング。
オープニングの写真は母方の本家がある「某田舎」近くの道。
小学生の頃は夏休みのたびに来ては川で遊んだりして楽しかったな~。
その川に行ってみましたが、うっそうとした木々におおわれてしまい、川面がよく見えません。
あの川は私の記憶だけの世界となりました。
カマドでご飯を炊き、ニワトリや牛(農耕用)もいて、もちろん五右衛門風呂。
夜は蚊帳の中で寝て・・。
ある時、小学生?だった私は台所で調理をしていたおばちゃんがニワトリを絞め殺すのを見てしまい・・。
その日の夕食には鶏肉がでましたが食べたのかどうか。
その時の光景や、鶏肉を前にした複雑な気持ちが55歳になった今でもしっかり覚えています。
国道の流れにそって走っているとあちらこちらに春らしいものがいっぱい。
以前の大型バイクだったら、とにかく車が少なくて快走できそうな道を探して走ってましたが、カブだと車について走るのもストレスなくてどこか楽しいですね。
途中の道の駅「三連水車の里あさくら」でトイレ休憩&孫や我が家用のお土産を購入。
孫には「アップルパイ」、老夫婦には「おからドーナツ」(笑)。
道の駅の隣は広々とした公園と三連水車。
写真の水車は道の駅にある実物大のモニュメント。
本物の三連水車は下流に500mほど行ったところにいくつかありますが、稼動するのは6月~10月頃らしい。
道の駅をあとにし、しばし快走。
途中の夜明けダムで1枚。
再び走りだし、目的のプノンペンに到着。
大分県日田市の有名店?「中華さと」です。
もちろんプノンペンラーメンを食べました。
ご主人が「えらい小さなバイクになったね~。でもカワイイね」と。
そうですね~、1150ccから110ccに十分の一ですから。
窓から顔を出してお見送りしていただきました。
さてさてこれからがお楽しみの路地裏探検(笑)。
日田の街は山にかこまれた盆地で、毎年夏になると猛暑日だとか暑いことで有名。
それと江戸時代から続く「商人の街」、幕府の直轄領「天領」として独特な文化が・・・らしい。
私は歴史に疎いので間違ってるかも(笑)。
さらに、地下からくみ上げられる天然活性水素水が「日田天領水」として販売されており、九州大学の某教授が薦めた影響から大ブームとなり、一時は手に入りづらいほどの人気だったことも。今では普通に買えるようですが。
【日田の路地裏色々】
最後の壁が剥がれた重厚な家。
これを撮影していたら、高齢のおじいちゃんが寄ってきて・・・
「何を撮りようと?」
「いえ、あ~、え~(しどろもどろ)」
「これは私の家だけど」
「失礼しました。旧いものが好きなので、つい撮ってました(汗)」
「何かの取材?」
「いえいえ、ただ好きなだけで・・・。それにしても立派なお宅ですね~」
褒めたとたんに機嫌が良くなって(笑)
「もうね~200年くらいかな~、いや300年だったかな~」
いがいとアバウト(笑)。
それからも少しお話して、怒られることもなく、通報されることもなく車でどこかに行かれた。
そんなに怪しく見えたんでしょうか、私。
川に出て写真を一枚。
つりをしていたおじいちゃんに「何がつれるんですか?」と聞いたけど、
入れ歯のせいか?滑舌が良くないようで聞き取れず・・すみません。
国の重要伝統的建造物保存地域である豆田町に移動します。
写真のクランク状の道ですが、侵入者を待ち伏せするためとか、距離感を狂わせるためとか、それなりに理由があるみたいです。
さんざん路地裏を楽しんでから博多へ戻ります。
自宅に着いたらいつものように「フクピカ」でサッサとバイクの手入れをしてカバーをします。
しかし今回のようなツーリングだとカブが大活躍。
狭い道でも自転車感覚でウロウロできますからね~。
大きなバイクだと写真を撮ろうと思っても小回りが利かず、めんどくさくなっちゃいますから。
高速が使えず、それなりに移動に時間がかかりますけど、それでも楽しいかな今の自分には。
この日はけっこう走ったけど(出発する時にオドメーター見ていなかったので何キロ走ったか不明)、1日楽しんでガソリンは2.7ℓしか入りませんでした。
燃費は50km/ℓくらいはいったんじゃないかな?
お財布に優しくて助かります。
今度はどこに行こうかな・・・。
やっぱり大好きな門司の街かな。
【おまけ】
これは三輪に改造されたカブのようです。
色々なカスタムがあるんでしょうが、このカブはなんだか凄いことになっちゃってます。
お仕事(配送)とかに使われているのかも。
ナンバーも付いていたし、現役です!
持ち主の方がおられたらぜひお話したかったですが、たぶん私の黄色のクロスカブを見て
「ちゃらいね~」なんて言われるかも(笑)。
【雑記】
11月8日に開催の福岡マラソン2015ですが、エントリー受付初日の4月20日に申し込みました。ホームページを見たら、翌日の21日にはエントリー数が定員の10,000人を超えたらしい!!前回は5倍の倍率をみごとに突破してスタートラインに立つことができましたが、今度はもっと倍率があがるんじゃ・・。出られるかどうかわかりませんが、11月8日を私の「Xデー」にして、練習頑張ろう!出場できなくてももちろん応援に行って大会を盛り上げたいと思ってます。
私はバイクが好きですが、機械としてのバイクそのものよりも、バイクにまつわる話だとか旅の話だとかが特に好き。そういう私にとって偶数月15日に発売の「別冊モーターサイクリスト」は大人な視線で書かれているバイク記事が大好きでした。しかし今月をもって休刊。バイクが売れない時代にバイク雑誌が生き残るっていうのは大変ですね。残念。
【本の備忘録】
有川浩「キャロリング」、原田マハ「あなたは、誰かの大切な人」、江上剛「50歳からの教養力」、青木雄二「罪と罰 ナニワ人生学」、ジェニファー・L・スコット「フランス人は10着しか服をもたない」、大崎善生「ロストデイズ」、瀧羽麻子「サンティアゴの東 渋谷の西」
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コメント
クロスガブ良いですね。
今まで見えなかった景色が消えたりしますね。
私もランドネに乗っている方が多いですがどんなところでも行けるので?自然なら水際でも行っちゃいますので楽しみます。
高速は走れなければ走れないでそれなりのツーリングできますね。
プノンペンラーメンか。。いつかは食べたいなあ!(^^)!
投稿: アパッチ | 2015年5月 1日 (金) 09時29分
アパッチさん
「あがりのバイク」に名前のあがるカブですが、乗ってみてなるほどって思います。
アパッチさんみたいに競技としてバイクに接しているとまた違ったバイクになるんでしょうけど、一般のライダーだとカブとかSRとかに落ち着くんではないでしょうか・・。
水際・・・トライアルやってるかたじゃないと出てこない言葉だな~。
投稿: 博多のモモ | 2015年5月 5日 (火) 07時36分