【4日目】
みなさんと天橋立の旅館の前で記念撮影をし,それぞれの無事を願ってお別れします。
また機会(来年?)があったら京都あたりに集合しましょう!
さて今日からは一人旅。
不安と期待・・・どうにかなるでしょう。
天橋立から姫路に向かい、姫路からフェリーで小豆島に渡ります。
なんで小豆島?と言われると困るのですが、博多モンの私にとってはなかなか行くことがないかな~っていうだけです(笑)。
フェリーに乗り込んでくつろいでいると,お爺ちゃん&お婆ちゃんの大集団が騒がしく乗船してきました。
海でも眺めながら船旅の気分を満喫しようと思っていたのに~、こりゃ~無理だ。
・・・なんて思っていたらすっかり爆睡してしまい、目を覚ますとまわりには誰もいません(汗)。
あわててヘルメットをかぶり車両甲板に急ぎ、無事に小豆島に上陸。
まずは「岬の分教場」に向かいます。
小学校低学年の頃はこんな木造の校舎だったな~。
しばしタイムトリップ。
詳細については、3枚目の写真をお読み下さい(笑)。
その後、小豆島名物の「醤油ソフト」を食べようと思っていたら閉店でした。
しかたなく土庄(とのしょう)港近くで今宵の宿を見つけ,さっそくランニングに出発。
ここは小豆島では一番賑やかな街だと思っていましたが,まだ暗くなる前の夕方6時頃だったのにまったく人がいません。
ちょっと不気味なくらい静かな港町を自分の足音だけを聞きながらのランニングとなりました。
【5日目】
6時36分の始発のフェリーに乗り、1時間ほどで香川県の高松に到着。
四国に上陸です!
香川と言えばうどんですけど,まだ早いし、お腹もすいていないし・・・。
うどんはパスすることにして、一気に四国を縦断して高知に向かいます。
下道で高知まで下るつもりでしたが,べんべさんから四国の内陸の道はあんまり面白くないとの情報を得ていたので、高速で高知まで一気に下ります。
高速道路の左右は見渡す限り延々と山ばかり。
高知に到着し、まずはおきまりの桂浜へ向かいます。
もっと雄大な浜辺かと思っていましたが,わりとこぢんまりしていたような。
アパッチさんお勧めの坂本龍馬記念館は見所満載でお勧めですよ。
ここから龍馬も太平洋を見てたのかな~と記念館の屋上からしばらく海を眺めます。
駐車場に戻ると日本一周中のHN「胡瓜(きゅうり)」君と遭遇。
大阪を出発したばかりらしく、まだまだ先は長いけど,気をつけてね!
あとになって、もっとお喋りしたり、食事ぐらいご馳走すればよかったと思いましたが・・・。
気が利かない親父ですみませんでした。
高知市内に戻り,家族や職場へのお土産を買ったりします。
ちなみに奥さんへのスペシャルプレゼントは京都の錦市場で購入済み(笑)。
ぜったいに喜ぶ物をゲットしています(笑)。
以前京都に旅行した際に、錦市場の「有次」という刃物では有名なお店で手作りのバターナイフを買ったのですが、なくしてしまって・・・。
再びこのお店を訪れ、同じバナーナイフを購入しました。
もちろん名前も彫ってもらいました。
帰宅したときは奥さん嬉しそうだったし、次女からは「お父さんにしてはナイスなお土産じゃない」と褒められたり(笑)。
高知市内でホテルを探しますが,どこもけっこうなお値段。
時間にも余裕があったので,太平洋を左手に見ながら快走し、横浪黒潮ラインのワインディングを楽しんで須崎市という街まで移動します。
須崎市・・・、高知駅前の観光案内所の方の話では,コンビニくらいありますよと。
予想通り須崎市はあまり活気のない街でした。
なんとかボロボロなビジネスホテルらしき?宿を見つけます。
オーナーらしきオバちゃんに・・・
「バイク置けるところありますかね~?」
「ここ(ロビー)に置いていいよ」
「いや~とてもこんな狭いところには・・・」
原付かなにかと勘違いしてるのかな(笑)。
「駐車場ありますか?」
「ここに止めていいよ」
「いいよって・・・ここはお隣の薬屋さんの駐車場じゃ??」
「よかと」。
「・・・」。
けっきょくハーフカバーをかけてそこに置くことにします。
そして日課?のランニングへ。
良い雰囲気の里山を走っていたら、これまた良い雰囲気の神社を発見して寄り道。
これが大失敗。
すっかり道に迷ってしまいました。
なんとか本屋を見つけ、汗だくの私は店内の地図を持ってカウンターのお兄ちゃんに
「ここはどこですか?」
なんてバカな質問をしたけど親切に教えてもらい、なんとかホテルに戻ることができました。
コンビニくらいあるはず・・・、予想通り見つけることができず、かなり寂れたスーパーで惣菜とビールを買って部屋で夕食。
そんなこんなで本日終了。
【6日目】
朝露に濡れたカバーをはずして出発。
部屋の鍵はカウンターに置いておいてと言われていたので、そうします。
なんともアバウトなホテルだな~。
まずは足摺岬を目指します。。
途中まで開通していた高速(無料区間)を走りますが、濃い霧。
ほんと四国は山だらけなんで,霧が発生しやすいみたいですね。
それでも海沿いの道では素晴らしい景色を堪能できました。
足摺岬に到着。
岬に灯台なんてどこにでもあるわけですが,ここは水平線の見え方が半端じゃない!
地球が丸いってわかりますよ(笑)。
しばしマッタリとして、四万十川河口の中村というところに移動します。
このあたりで泊まり、四万十川をランニングの予定でしたが,まだ昼過ぎだし、一気に四万十川にそった441号線を走り抜け,適当なところで宿を見つけることにしました。
最後の清流と言われる四万十川ですが、山間部をクネクネと、しかも雄大に流れる様は独特なものがありました。
バイクの写真は佐田の沈下橋ですが、欄干のないのは高所恐怖症の私にとってはかなり大変でした。
もっと橋の端っこに寄れそうですが、そのままバイクもろとも川に落ちそうで、私にはこれが限界でした(笑)。
四万十川を満喫し、夕方近くに宇和島市に到着。
今日はここに泊まることにします。
駅構内の案内所で一番安いホテルを探してもらい、素泊まりシングル4,900円のビジネスホテルに決定。
さっそくホテルに向かい、バイクを駐車場に置いてカウンターに行くと・・・
「セミダブルで5,400円です」
「ほんの10分前に電話した時はシングル4,900円だったじゃないですか」
「いや~、シングルは1部屋しか余ってないんですよね(意味不明)」
「はぁ~???」
「じゃ~今日はサービスしてセミダブルを4,900円にしときます」。
けっきょく通された部屋はシングルでしたけど・・・
浮いた500円をタバコ銭にでもするつもり?
旅人をなめちゃいけませんぜ、オヤジさん(笑)。
夕陽がきれいな宇和島の港をランニングし、名物の「ジャコ天」を買ったりして部屋のテレビでサッカーを応援中に夢の中へ・・・。
【7日目】
いよいよ最終日。
今日は宇和島市から北上し、佐多岬半島のメロディーラインを走って、フェリーで大分の佐賀関に渡り、あとは高速でひたすら博多を目指します。
佐多岬半島は四国の西側にまるでシッポのように突き出した半島で眺めもなかなか素敵です。
「伊方きらきら館」という物産館?に寄り道。
ここには1度来たことがあります。
4年前に長男と愛媛の道後温泉をツーリングした時に立ち寄りました。
ウェアーもキャップも4年前と同じだ(物持ちがいいでしょ?)。
水槽の魚にエサをあげるポーズもまったく一緒だし(笑)。
売店のおばちゃんに写真を撮ってもらいましたが、なかなか満足のいく1枚が撮れなかったようで、あ~でもない、こ~でもないとずいぶんと真剣な撮影会になっちゃいました(笑)。
【4年前の思い出写真館】
とうとう四国にお別れです。
フェリーに乗るのもこれが最後。
今回の旅でフェリーに4回乗りましたが、フェリーって旅の気分を盛り上げるには最高ですね。
大分県の佐賀関に上陸し、高速でひたすら博多を目指します。
太宰府インターを降りてディーラーに直行します。
実はツーリング中ずっとバイクの調子が悪く、エンジンがかからなかったことが2回。停車中もアイドリングが不安定で止まりそうになったり。
四万十川あたりで写真を撮るときはずっとエンジンかけっぱなしでした。
こんな所で動かなくなったら300キロ近いバイク、どうしようもないですからね。
調べてもらうと色々な所が複合的に悪くなっているようで、翌週に点検に出すことになりました。
痛い出費でしたが、後日愛車を受け取りに行った時に馴染みのサービスの方から「しばらくは大丈夫ですよ」と言われ一安心。
最近は傷やサビも目立ってきたけど、長旅をともにした愛車。
愛着がますますわいてきたし、これからもこの赤いバイクとお付き合いしていくつもりです。
フェリーが多かったからか、1週間のツーリングの走行距離が1427キロっていうのは少ないですが、マイペースで楽しい旅ができたかな。
ま~少ないと言いつつも、最近は年間の走行距離が1500キロに満たない情けないライダーの私にとっては、1年分を1週間で走ったことになります(笑)。
一週間のバイク旅でしたが、前半は関東・関西・九州のバイク仲間と楽しい時間を過ごせたし、後半は一人旅を不安定な愛車とともに旅することができました。
2回のロングツーリングを1回でやっちゃったような感じですかね~?
四国の四万十川をぜひ奥さんに見せたいな~。
タンデムツーリング・・・車のほうがいいって言われるかな(笑)。
今回のツーリングでは大幹事Totoさんをはじめ多くの人にお世話になりました。
ほんとうにありがとうございました。
結局ってことでもないけど、1週間も家を空けたことがなかったので、帰宅した時はホッとしました。
やっぱり「我が家が一番」なんてありふれたフレーズが今回の締めかな(笑)。
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