モモノツブヤキ 第12話
「きょう一日。」
いまさらながら、私はグウタラです。
おもいっきりマイペースです。
雪のチラつく今日、洗濯物を干し、ストーブの前で五木寛之「生きる事はおもしろい」を読んでいたら、「きょう一日。」という言葉が出てきた(本文131ページ)。
♪明日がある 明日がある 明日があ~る~さ♪ なんて歌がありましたね。
大災害でシュンとしている時にはこんな歌がはやりそうだけど、意外にも「アンパンマン・マーチ」がリバイバルしているらしい。
著者の五木寛之さんが言うには「きょう一日、あした一日」というつもりで生きてきたが、なんと「明日の見えない」時代に突入してしまった。
明日がどうなるか本当にわからなくなってしまった。
「明日があるさ」なんて呑気にうたってはいられない。
そこで「きょう一日。」。
きのうのことも忘れ、明日のことも考えない。
とにかくこの一日、一日を生きていくしかない。
本を読むのも「今日一日。」。
あした読もう、いつか読もうなんて言ってられない。
もしかしたら人生最後の一冊になるかも。
そう思ったら活字もありがたいものに思われてくる。
グウタラでマイペースな私、その日のことだけを考えて生きていくことがピッタリかも。
好きなことも嫌いなことも先送りにせずにきょうやっていくこと。
それに明日がどうなるかわからないから、わからない明日を不安がってもしょうがないし。
そう考えたら活字の一言、ランニングの一歩、音楽の一音ももっと大切に思えてくるかも。
なんか自分にピッタリな「今日一日。」。
今年はこれだけを考えていこうかな・・・。
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